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2005年4月15日 11:23 AM #20607
ぽぽ[popo]
キーマスター剣さんの問題提起、結局ここが一番近いのかしら?と思いますんで
ここで続けさせていただきますね。以下引用————————–
09: 名前:剣投稿日:2005/04/15(金) 00:34
実は以前、ぽぽさんに「文学部の学習範囲はテキストによって限定されるか否か」という疑問にお答えいただいた結論としては、広大すぎる文学の研究領域の故にテキストにより限定される、というものだったと思います。
ところが、それからも文学部の研究領域については興味が途絶えなかったので、いろいろと調べていたところこんな一文に出会いました(西洋史とは少々別の話題ですがご容赦を)。“文学科の卒業生であった田中萃一郎は、明治の末にドイツに留学して帰国したのち教壇に立って史学科をリードしたが、当時のドイツのナショナリスティックな歴史観に影響されることなく、むしろ歴史資料にもとづく実証的な研究の大事さを認識して、どちらかというとリベラルな歴史観を三田の学生たちに教えた。強者のモデルとしての西洋の歴史、あるいは確立されるべき官僚主義的な日本国家に見合った日本史の構築といった枠組みを否定して、あえて日本史、東洋史、西洋史といった区分を史学科の中に設けようとはしなかった。こうして官学主導の学風に追従しないリベラリズムが慶應史学の伝統となる基盤がつくられた”(「三田評論」1030号/24頁から)
と、あります。リベラル、すなわち「自由な研究」が慶應の伝統であるとすれば・・実際にこれを如何に解釈すればよいのでしょうか?
2005年4月15日 11:28 AM #20608ぽぽ[popo]
キーマスターで、わたくしなりの意見を書きますね。
慶應の研究が自由であること、そしてリベラルアーツ的であることは、
その通りであると思います。少なくとも通信の、自分のいる文学部については
そうだと思いますね。実は卒業要件になる124単位中、ドイツ文学を専攻に選んだ私の場合で言うと、テキストで履修する科目で
専攻にぴったり相当する単位はたった4単位なんです。(「近代ドイツ小説」「近代ドイツ演劇」)
ドイツ語を第1外国語にした場合はそれも含めるとして12単位。
まあスクーリングで独文の授業も行われますので、多く見積もっても20くらいでしょうか。
もちろん国/英文学や日本史など、科目が多めに設定されているものもあるので個人差ありますが、
だいたい卒業要件の80%くらいは、遠かれ近かれ「ドイツ文学」そのものではない科目から選択しなければならないわけです。では、自分がそれに不満を持っているかといえば、まあもちろんもうちょっと増やして欲しい気持ちは
ありますけど、私自身は、それをさして不都合だとは考えていません。
というのも、「文学部」という学部名における「文学」はイコール「人文科学」の意味で、そして
人文科学というのは、ヒトの文化活動一般を総括するものですから、そうそう簡単にブツ切りできるものじゃありません。
私の場合、学問における興味の対象は
「古代ギリシャ・ローマ、ゲルマン人、キリスト教という3要素の合流点としての『中世ヨーロッパ』と、その遺したもの」
というテーマなんですが、それに関わるものでさえあれば哲学も歴史も文学も、ぜーんぶおもしろく感じるし、
実際切っても切れない関わりがあるわけです。
テキストでも、教育学や文学のテキストを読んでて、これは歴史とか哲学のテキストでも読んだなぁと思うようなことがたくさん書かれています。そうやって、周辺の諸分野のことを知ることで、専門とすることへの理解が深まることは間違いありません。これは決して「あれもこれも」な器用貧乏みたいになるということではなく、もうほとんど人文科学のアイデンティティみたいなもので、
人文科学にはそういう特性が本質として備わっているのです。これは私見ですが、その中でも結局「英文学」「国文学」「西洋史」「東洋史」というカテゴリと、
それぞれの専門家としての研究者(教員)が厳然として存在しているのは、
各々の「視点の立ち位置」の据え方の違いにすぎないと思っています。全てが関わりのある人文科学の広い領域の中では、自分が立つ位置はどこか、を決めなければ
効果的な研究は不可能だと思います。
(私の場合は)近代ドイツの文学、という自分の立ち位置というか視点の設置場所を設定して、
そこから人文科学の広い海を見渡すことによって、どこから来た流れがどのようにしてここへ流れ込んでいて、
そしてどこへと流れていくのか・・・を見極め、その時々のテーマの必要性に従ってそれを追いかけたり遡ったりするのが、
文学部における「研究」なのではないかと考えます。2005年4月15日 4:01 PM #20609よーこ
キーマスターナニゲに500番ゲット、おめでとーございますた>ぽぽにゃん
ちょっと議論から外れますが・・・(このスレでいいのかわかんないけど)
史学に限らずでしょうけど、これという説(研究成果)に依拠して書くということを、
レポート4000字以内でやろうと思うと、必然的にテキストの説を中心に書くので
精一杯ですね。こっちはこう、他方、あっちはああ、と反駁的に書くには字数が足
りなくなってきます。「テキスト読んで課題に答える」わけだから、メインの考え方
(テキスト内容)で考察をし、それを肯定して書くことがやっぱり合理的。専門研究をして、自説を学会で発表している研究者・学者の先生方の論を、私達
学生はテキストや著作・論文で学び、講義を受けて疑問をぶつけて答えてもらって
そうやって知を得、学びを享受しているわけです。その方の論・学説の中に入り込み、それで書かくのは、レポートとして当たり前。
だんだん解ってきました。
なんだかようやく素直な気持ちで再提出レポに取り組めそう。テキストどおりの解釈で書かなければいけないなんて、なにか、思想の強制でも
受けているかのような、そんな誤解をしていたようです。
それはリベラルな学風と相反するというわけではない、むしろそういう素地の中から
すばらしい研究成果・論説・学説が生まれ出ずる。そしてその学説を学ぶことは、
他を相容れないというわけではないんだ、そう思いました。
その論の立場に立って(立ち位置ね。ガムテープで床にバミってあるかな?)、その
説に依拠して書く。そのほかの説にもどんどん興味の赴くままにいくらだって、後で
調べたり学んだりしていけるんだから。卒論じゃない、レポートなんですもんね。2005年4月15日 11:31 PM #20610剣
キーマスターぽぽさん。やはり惚れボレとしてしまう名解説・・ありがとうございます。
「人文科学の特性」・・理解できたような気がします。ところで別の話題です。
友人が先ほどファクスで送ってくれた情報ですが、今月の23日に中央大学の一般開放講座があるとのこと、テーマは「恋愛、家族、そして未来~1970年代アメリカン・ポップスの場合」です。
自分もアメリカン・ポップスはじめ音楽が好きですが、これは「環太平洋地域の文学と文化」を専門分野とする文学科の教授が講議するということです。
実際に行けるかどうか未定ですが、テーマだけでもものすごく惹かれるところがあります。
こうしたテーマを見てしまうと、やはり「谷山浩子論」や「松田聖子論」も文学部の研究として可能ではないかと思ってしまいます。2005年4月16日 8:22 PM #20611SEME.。
キーマスターぽぽちゃん、
来年放送独語やれば?
初級前後期で2年がかり
2単位くわわるぞ。2005年5月10日 10:36 PM #20612ちょびりんこ
キーマスターはじめまして文1の者です。
科学哲学のテキストを2冊譲っていただきたいのですが、
本は天下のまわりものにも希望を書いたのですが・・・
もちろん無料でとは申しません。
文学部の方で不要の方がいらっしゃれば、どうか宜しくお願いいたします。2005年5月11日 3:41 AM #20613もとくん
キーマスターちょびりんこさん、
なぜに2冊も必要なのでしょうか?科哲に興味がおありでしたら、正規に履修登録されてください。
そうすれば確実にテキストは手に入りますよ。2005年5月11日 10:36 PM #20614よーこ
キーマスターちょびりんこさん、はじめまして。ようこそニフへ。
科学哲学は西脇先生のゴイスな著作テキストですね。まだサワリしか読んでないけど。
開講されて間もないから、履修登録が必要な方もいらっしゃるのでしょうか。
あるいは夏スクで今年、哲学(専門)がありますよ。この講義に「科学哲学」のテキストを使うようです。
ですので夏スクのテキスト販売のオーダーフォームでも購入できるし、夏スクにいらっしゃるなら大学で販売されますよ。
でも、もとくんがいうように、西脇研究室のサイトからPDFで誰でも取れるように、先生が広く情報開放してくださっていますよ。
さっき私も、再度いってみてきましたが、読みこみも印刷もOKでしたよ。
ちなみに、私は今年夏スクでこの講義を受けることにしてまして、数学大の苦手なのでついていけるか不安だけど、科目履修もする予定ですから頑張ろうと思っているんです。
いっしょにいかがですか?2005年5月14日 11:11 AM #20615ぽぽ[popo]
キーマスター呼ばれてないけどジャジャジャジャーン。
実は文学部スタッフのぽぽです。
新入生の方の登録も増えてきたことですので、文学部にまつわる
スレッドを以下に纏めてみました。疑問なことも、この辺を重点的に
見れば何か分かるかもしれませんし、何よりもみなさんの書き込みを
心待ちにしています。もちろん、他学部の方の参加も大歓迎です。
他学部の方の視点は、時々自分たちでは気づけないようなところがあって
とても参考になります。<1類関係>
「文学部1類スレッド」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0089&rn=30「論理学バトル」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0106&rn=30<2類関係>
「文学部2類スレッド」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0085&rn=30「【歴史系雑談スレ】その時、歴史は動いたのか!?」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0165&rn=30<3類関係>
「文学部3類スレッド」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0083&rn=30「マンガ道」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0060&rn=30そして、全般として
こちら「文学系雑談スレ」
http://nifkei.cside.com/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=lounge&tn=0136&rn=30
を使って頂けるとよい感じですね。
2006年1月28日 9:43 PM #20616Kafka
キーマスター経済学部ながら「小説読むのは好きだから、なんとか単位とれるだろう」との
安直な考えで文学を始めました。レポートのテーマは「ドイツ文学」
これはドイツ人作家に好きな作家が多いからなのですが・・・・・・全然書けません。 (ToT)ノシ 私、文学舐めてたアルよ~。
「ゲーテの影響」についてがレポートのテーマなんですが、追加で
「先人の研究とは別の観点に光を当ててみるように」とあるんですよ。無理無理~。ドイツ語ペラペラで生涯を掛けてゲーテを研究した人の
研究に「ヘイっ、君の考察には愛が足りないね。もっとゲーテの気持ちで
考えなきゃ」なんて言えませんよ。
というか、私だったらとりあえずそいつ殴りますもん・・・・。2006年1月28日 9:54 PM #20617Kafka
キーマスターそうはいっても勉強々々。天才でも間違いはあるし、私のような凡人でも
たまにはいいレポートが書けるかもしれないのでがんばります。僕が読んだ小説家・詩人の中では
トーマス=マン 森鴎外 島崎藤村 三島由紀夫 あたりがゲーテの影響が
分かりやすいと思ってます。実はもうレポートに書く「影響」は決めてあるのですが
独りよがりにならないようなレポートを作りたいのでよかったらアドバイスくださいませ。2006年2月6日 9:10 PM #20618よーこ
キーマスター>>508
>>509
>kafkaさん
ワルター・ベンヤミン『ゲーテの親和力』なんていかがですか?
両次大戦あたりの劇的なドイツ国内の政・経と独文学思潮との関係から
ゲーテにさかのぼるなんておもしろいかもしれないですよね(うっとり)。
手塚富男・神品芳夫『ドイツ文学案内』(岩波書店)は単行本で持ち歩き安いス。(ちなみに、わたしは別に、岩波文庫の宣伝マンでわありません。念のため)
2006年2月16日 12:30 PM #20619背番号11
キーマスター折口信夫(おりくち・しのぶ)の『死者の書』を川本喜八郎が人形アニメに
したという話題は、ここでよろしいのでしょうか。一応、孫弟子にあたるので
興味を持っています。
単館上映なので、遠方の方は見る機会がないかも知れませんが、
『道成寺』などを昔見ていた私にとっては、是非、見たい作品です。2006年2月16日 4:08 PM #20620よーこ
キーマスター>511
背番号11さん、おひさしぶりです。
>折口信夫(おりくち・しのぶ)の『死者の書』を川本喜八郎が人形アニメに探してみました。時間みつくろって行ってみます。
http://www.kihachiro.com/index2.htm>孫弟子
我孫子と読んでしまいました。。。スマセン。え?人形師でもあるすか?2006年2月16日 10:33 PM #20621背番号11
キーマスター私が神道を学んだときにお世話になった先生が折口先生の
お弟子さんなのです。広く言えば民俗学も含まれますね。 -
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