【歴史系雑談スレ】その時、歴史は動いたのか!?

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  • このトピックには32件の返信、1人の参加者があり、最後によーこにより21年前に更新されました。
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    投稿
  • #26072
    お好み焼きZ
    キーマスター

    2.血のカリスマ→官職のカリスマ(訂正)

    #26073
    よーこ
    キーマスター

    う~ん、まだ私の中では結びつかないです。???
    カール戴冠の捉え方とヴェーバーの歴史学の理論も結びつかないし、
    権力正当化原理、官職のカリスマの理論、というものが解らないです。
    それってなんとなく政治学のほうでのヴェーバーが言っていた話なの
    かな?だとしたら、カール戴冠とどう結びつくのかが解らないデス。

    #26074
    お好み焼きZ
    キーマスター

    よーこちゃんへ

    簡単にしか説明できませんが、お答えさせて頂きます。
    「官職のカリスマ」とは、ローマ教皇の職位の神聖性のことです。
    「権力(支配)正当化原理」とは、あるものが王位に就く際に、その権威を
    正当化する根拠のことです。

    カールの父、ピピン(カロリング朝)よりまえの、フランク王国(メロヴィンガ朝)
    は、代々、王位の権威の根拠(血のカリスマ)であったが、ピピンは、血筋の
    つながりがなく、クーデタを起こして王位についたので、フランク王国の国民、
    ゲルマン人たちが、承認するような正当化原理を必要としたのであり、それが
    「官職のカリスマ」であり、「官職のカリスマ」が、フランク王国の多くのゲルマン人
    に権威の正当化原理として承認されたのは、当時のフランク王国のゲルマン人
    の多数が、ローマ・カトリックの信仰を受け入れていたからである。

     また、法的な観点から、関連した教皇と皇帝の関係について言及しますと、
    有名な「カノッサの屈辱」があります。これは、皇帝が、教皇に破門され、
    カノッサ城の前で、3日3晩、罪びとのきる服を着て、教皇に許しをもとめて、
    許された事件です。当時、破門は、人でないことを宣告するものであり、
    皇帝の支配する国内での法は、人に対してのみ、適用されたので、
    結果として、破門されたままの皇帝に従わなくても、よいということになるので、
    皇帝は、3日3晩、教皇に許しを求めたのである。
    「カールの戴冠」は、上記のようなことも、参考資料になると考えます。
    あくまでも、お好み焼きZの見解で、結論付けるものではありません。

    (^◇^)(^◇^)フォフォフォ

    #26075
    お好み焼きZ
    キーマスター

    王位の権威の根拠(血のカリスマ)→王位の権威の根拠が(血のカリスマ)
    訂正します。

    #26076
    よーこ
    キーマスター

    お好み焼きZさん、ありがとうございます。私もあれからちょっと調べてみました。
    実はマックス・ヴェーバーの学説の中でよく解せないものがあり、躓きながら少しづつ学んでいる途中です。
    お好み焼きさんが指摘しているのは『経済と社会』の中の支配の分類のことですね。

    「支配」って何だろう?社会学的にその構造を見ると、誰かが自分の意志を誰か他者に対して力で押しつけるかもしれない。これはフラットな関係間に
    おける支配関係の概念です。
    支配しようとするものがある権力を掌握していた場合、支配される側が従順にその支配を受け入れてしまう状況が仮にあったなら、3つの支配の類型が
    概念装置として考えられる。
    すなわち「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」がそれです。
    この中の「伝統的支配」というのがお好み焼きさんの言う「血のカリスマ」ということでしょうか。

    そして「官職のカリスマ」とは、「執行原理としての官僚制」の考え方を、カール戴冠にあててみているんですよね。
    ヴェーバーは、官僚制は合法的な支配だけど、支配が官僚制的にのみ行われることはあり得ないので、行政を執り行う上では、官僚制が合理的支配の
    最も純粋な形態だ、と言っているようですね。

    『経済と社会』をめぐっては、マリアンネの編んだ部分が多分に影響していてヴェーバー自身の考えがまっすぐ著作として出ていないかもしれない、という
    意見もありますね。

    カール戴冠が事前に本人に知らされていて行われたか、あるいは不意打ちだったのか、その両方とも論争になるような隔たりがない、内面的に解っていたけど不意打ちだった
    とする、お好み焼き説の根拠として、これらの理論装置を使うことに対して、う~ん・・・と私は思ってしまいました。
    でも楽しいですよね、いろいろなモノサシをあてがって考えてみるのって。わたしもよくやりますし、それを論文にできたらいいなあと思ったりもします。
    でもそれにはすごくたくさんの文献から説得させられるだけの資料を集めて、それらを有効に使って論じて行かなきゃならない。
    今、ちょっと凹みモードなので、私にはその自信がありませんが。

    今私が読んでいるのは『ヴェーバー宗教社会学の新展開―巨匠達との対比を通して』(小笠原眞著)で、特にリチャード・トーニーとの学説の対比を調べています。
    トーニーの著作『宗教と資本主義の興隆』と『プロ倫』を読み比べながら、もっとヴェーバーを学んでみたいと思っています。だいぶ素直になりました(笑)。

    #26077
    お好み焼きZ
    キーマスター

    よーこちゃ(返信ありがとうございます。)

    「お好み焼き説」に昇格ありがとうございます。

    ひとつだけ、補足させて頂きますと、「カリスマ的支配」をさらに、分類した
    ものが、「血のカリスマ」と「官職のカリスマ」で、中世西ヨーロッパを理解
    する際に、必須とされている理論なのであ~る。(^◇^)

    「だいぶ素直になりました(笑い)」フォフォフォ←にゃ、にゃんですか?(^o^)/

    #26078
    よーこ
    キーマスター

    お好み焼きZさん、カリスマ的支配の詳細が書かれたものって『 職業としての政治 』あたりですか?
    まだ読んでいないんですが、手元にある本数冊には、血のカリスマや官職のカリスマまで書かれていなくて。
    歴史を学ぶとき、社会学的なみかたって関わってくると思うんですが、あまり社会学的な考察をしていると、レポートで「これは社会学ではない」と注意されます。
    このあたりが解らなくて。歴史学と社会学、考察の仕方はどう違うんだろう。

    #26079
    ぽぽ[popo]
    キーマスター

    お好み焼きさん、よーこさん、こんにちは。

    そうか、権力のあり方という意味では、この話は確かに社会学に
    ヒントがありそうですね。実は、社会学ってものすご~く苦手でして、
    ヴェーバーの名前が出てきたときにはちょっとドキッとしてしまったのですが。

    私もその後色々調べてみたのですが、やっと問題の焦点が絞れました。
    つまり、もともとカール自身、「キリスト教」を、自分の創ろうとしている「世界帝国」の
    精神的根拠として尊重していたのは間違いありません。
    これはどの資料でも共通して通説とされていることです。

    ただ、この二者の結びつきを決定付ける事件としての「教皇によるカールへの戴冠」
    という出来事を、如何に解釈するか、ということになると、もっと複雑な問題が
    存在するように思うのです。

    つづきま~す。

    #26080
    ぽぽ[popo]
    キーマスター

    まず、カールの父・ピピンの代から、カロリング家の血にカリスマ的イメージを
    植え付けるのに教皇の協力を必要とした、というのはZさんが上で書かれている通りです。
    代々王をつとめてきた家には何か神聖なカリスマ性が宿っているという意識は
    フランク人の間に根強かったようです。ピピンがメロヴィング家から政権をとったのも、
    Zさんは分かりやすく「クーデタ」と書いてありますけど、この言葉から一般的に連想するような、
    武力による簒奪のようなやり方では、多分人民が納得してはくれないだろうという
    懸念があったため、ピピンは非常にこの辺に気を使って、その結果更なるカリスマ性の
    持ち主=教皇の協力が必要だったわけですね。
    で、「教皇の承認」という宝刀があって初めて、ピピンはメロヴィングの王を追放し、
    自分が王位につけたわけです。(この承認の見返りに、ピピンは土地を献上してますね)

    さて、この二者の関係を延長して、たぶんカールには、単純化すれば
    「キリスト教を信仰し、守る一方で自分の権力の保証者として利用する」
    というような意識があったと思うんです。
    もちろん、利用することだけ考えって信仰心をもってなかったわけではないと思いますが。
    カールには、見返りを与えつつ相手を積極的に利用してるのは自分の方だという気持ちが
    どこかにあったのではないでしょうか。
    それが、教皇側から「おまえをキリスト教帝国の皇帝として戴冠してやる」と
    言ってきたわけですから、「あれ?」っていう気持ちになったんじゃないかなぁ。
    向こうからそういう美味しい話を持ってくるってことは、ひょっとして向こうもこっちに
    何らかの「駒」としての役割を期待してるってこと?って感じで。

    それで、カールにはずっと、向こうからの積極的な働きかけを受け入れるようなかたちのまま
    そんなシンボリックな儀式を実現させてもいいのかしら?という疑問があり、
    だからこそ誘いにのるかのらざるか、悩んだまま更なる話し合いのためにローマへ来たと、
    私は考えたわけです。
    そんな悩んでるタール人だったカール君に、いきなり教皇がそれを決行しちゃったのかな、と。
    テキストでも、このときのローマ入りの目的は、教皇に対する反乱があったので
    それを教皇に問い詰める為だった、って書いてますし。(西洋史概説1ね)

    #26081
    よーこ
    キーマスター

    う~ん、なるほど。ありがとうございました。>ぽぽにゃん。
    そうすると不意打ち説あり、悩んでるタール人(悩む茶)だったのちの戴冠説あり、
    両方とも、あるカモミール・ティですかね。

    #26082
    お好み焼きZ
    キーマスター

    よーこちゃんへ

     どの科目も、本来、考察の仕方は、自由であると思われます。
     ただし、レポートの場合、課題のキーワードに密接に関連している内容
    で、どうしても触れなければならないもの以外を、たくさん書いた場合、
    出題者の意図した問いに答えていないということで、いろいろな表現で
    注意を喚起されるのであると考えます。
     お好み焼きZも、学習をはじめて、1年目ですので、この程度のことしか
    返信できませんが、緒先輩方、宜しく御願いします。(ToT)/~~~
    バトンタッチ

     ぽぽにゃん、解説、ありがとうございます。(^◇^)

     

    #26083
    ぽぽ[popo]にゃん?
    キーマスター

    ふー、あたしゃ「言いたいことを簡潔に短く纏める」才能が
    欲しいッス。
    (最近の長文書き込みに対する反省)

    #26084
    キーマスター

    飽きのこない文だから・・よいのでは?

    #26085
    よーこ
    キーマスター

    >ただ、この二者の結びつきを決定付ける事件としての「教皇によるカールへの戴冠」という出来事を、如何に解釈するか、ということになると、もっと複雑な問題が
    存在するように思うのです。
    ここが重要でしたね。失礼失礼。
    わたしも剣さんと同じく、ぽぽ文大好きです。読み飛ばし、読み違いをするクセがある私は、どんな人の文章もウッカリ間違って読んでいたり…いかんいかん。

    #26086
    お好み焼きZ
    キーマスター

    ぽぽちゃん、大好き!(^◇^)、名前が、ぷにゅぷにゆみたいで、
    癒されます(個人的見解)

    よーこちゃん、ボンバイエ!

    あっ、青春の剣ちゃんだ!いつも、ありがとうございます。(#^0^#)←にゃんこちゃん
    のかわいい顔(また、使わせて頂きました。)

    歴史って、本当に難しいですね!(半信半疑のお好み焼きZ)(ToT)/~~~

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