2004-10-04 11:11 PM
#20855
キーマスター
松です。
従来通り「私のお勧め」スレにしようか、と迷いましたが、話しの流れ的に、こっちの方
がいいかな、っと(^-^)
\”The 9/11 Commission Report\”(Authorized Edition)
W.W. Norton & Company, 2004.
ISBN 0-393-32671-3, \\1210+税くらい
「9/11」に関する、米国議会独立・合同委員会(というのかな?)の、最終調査報告書。
邦訳が出ていないかどうか、探してみたが、(まだ?)出ていないようなのが残念。
2001年9月11日の出来事の「再現」から始まって、それまでの「いきさつ」や「なぜ防
げなかったのか」の分析、「9/11」以降に対処するための対策案など、事細かに書かれて
いる。といっても文章の調子は堅苦しくはない。いわゆる英字新聞の類の方が、堅苦しい
かもしれない。
米国のメンバーが作製した報告書、という性質上、「対策案」では、「米国」的価値観とし
ての「自由、平等、民主主義」などが、最高のものという前提が醸し出されていて、松的
にはちょっと違和感のするところがないではない。
しかし、例えば第一章\”We Have Some Planes\”では、2001年9月11日の早朝、犯人達が
空港から飛行機に乗り込みむ様子や、「怪しい」飛行機に気がついた地上管制や軍の対応
などが時系列的に「再現」されていたりして、当時の様子が(胸に痛いほど)良く分かる。
「事実は小説より奇なり」という言い方は適切ではないだろうが、「読み物」としても、
また関連事実関係の「資料」としても、この「9/11」に興味のある向きにはちょうどよい
かもしれない。
~松(♂50期、文学部第3類)~